創作布花の世界
呼庵にはオンリーワンの世界を持っている素晴らしい女性がおります。
絵画、創作布花、お琴(作曲)、お茶、懐石料理、短歌をオリジナルで作って行く。
今日は創作布花を紹介させて頂きます。
那由他への想い
岡部愷代
那由他(なゆた)とは…梵語で古代インドの数の最大を表わす言葉。
創作された花達の多彩さ、多様さが無限であることにイメージを重ねて創られる布花(ぬのばな)
赤いチューリップが枯れてゆく。
少しずつ、少しずつ反り返り、葉も茎も色が抜けて行く。
そして微かな光さえ通り抜けて、葉脈だけが残る。
オーガンジーのような葉。
けれど反り返ってゆく赤い花の中はベルベットの「はっ」とするほど深い色を湛えて静かに凛と輝いている。
燃え尽きんとする「ひいろ」の美しさ。
何気なく自分の歳月に重ねて見る。
―私は何をしてきたのか―
余韻の色、名残りの色、花の終わりの輝きを布花に託すこと。
花を称えるとき、いつの間にか
それは自分自身に重なり、そして又一輪の那由他が生まれます。

夢さぐり
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いくつになってもこの枝をたどって行けば少女の頃にもどれるような
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絵画と創作布花
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