一輪の花のそぎ落とし

一般的に花を飾る時、たくさん入れた方が豪華に見える。茶花はあえて逆にそぎ落としながらこれ以上落としたら花にならない所までそぎ落として行く。花の生命力が浮き上がって見えるまで。
禅の中に悟りを表す十牛図というものがある。牛を飼いならして自由自在に操って行く。(牛とは本能の部分を云います)目に見えるものは数パーセント、目に見えない部分が90数パーセントと云われている。目に見えない本能の部分を意識化に置きコントロールしようとする時、周りに色々なものがあると裡からの声に気づきにくくなります。そぎ落として行く中で花の生命と向き合い、自分の生命と向き合って行く。そんな空間が茶室でもあるのです。


コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ