着物の着方と着こなし

IMG_0219

日本の文化は型を通して学ぶものが多い。私がやっている茶の湯もそうである。この型を間違って使うと人間性までも失われてしまうことがあります。怖いものです。一般的に茶の湯の型を間違いなく沢山覚えることが茶の湯の上達のレベルの目安にしている人を多く見かける。ここで止まっている人が多いような気がする。これでは人生の大切な時間を費やすのはもったいない気がする。
なぜかというと「着物の着方と着こなし」と同じように着物の着方を習ったら美しく着られるものでもありません。何回も自分自身で着こなし、不具合が出てきたら直し、また違ったらまた直して行き、自分の身体に合わせた自分の着方を身に付けて行く。この繰り返しが大切なのです。慣れてくると道具など使わずに簡単に着崩れせず、着られるようになる。
最初に茶の湯を習う方のための「利休百首」という和歌があります。冒頭に一番大切なことが書かれております。

その道に 入らんと思う心こそ
我が身ながらの師匠なりけれ
意味は先生は自分自身の中に求めなさいということにです。

私は肥田式強健術も同時にしておりますが、稽古のことを鍛錬と云っております。鍛は千、練は万を意味しますが、理性を超えた所まで持って行きます。
肥田式の時、先生から何でも千回という繰り返しの大切さを教えられました。人間を変える、人生を変えるには何が必要なのかというと愚直にこの繰り返しが大切なのである。
この繰り返しが人生を豊かにしてくれる最も大切な秘訣なのです。
型というのはそのように使うことで人生を豊かにしてくれるものです。型の文化の素晴らしさはここにあります。

 

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ