酸化させないで食べるアジの開き

今、食品の中に食品添加物が入っていないものを探すのは至難の業である。
アジの開きも食べたいと思っても脂が酸化してしまっていて、ちょっと躊躇してしまう。
またインジェクトで魚の中に食品添加物を注入したり、魚を過酸化水素(キッチンハイター)の中につけたり、食べる人より食中毒を起こさないための企業の経済論理が優先している。野菜にしてもFI野菜(次の世代を作らないようにして作る)。いまスーパーに並んでいる野菜はほとんどF1野菜である。固定種だと形がそろわないので消費者は見向きもしない。進んで形の良いF1野菜に飛びつく。糖尿の野菜を食べている。これが現状である。心ある消費者は少数派である。
昔は知らぬが仏と言いましたが今は知らぬがお陀仏です。世の中を嘆いても仕方がありません。自分の生命は自分で守るしかないのです。
呼庵ではすべてに応用できる環境を整えるシステムを持っている。
例えば水処理の問題でもトイレは今でも浄化槽を使っている。(下水道は入っておりますが)
このシステムは本当にお金がかからない。浄化槽のくみ取りを一切しない。蓋を開けても臭いもしない。その水でホタル飼うことができる。自分が使ったもので環境を整えることができる。
つくば市も呼庵のある山の中腹まで下水道を作っているが、そのうちランニングコストがかかりすぎ、重荷になってくると思う。自然の持っている力を利用してもっと賢くなれば良いのにと思ってしまうのは私だけのだろうか?。
呼庵ではこのシステムを応用して料理を作っている。丹波の黒豆を使って和菓子を作る時、鍋にあくがつかないのです。アジの開きも酸化させないでおいしく作ることができます。
呼庵の関係者の方々からアジの開きを作ってほしいと頼まれ手作りましたら、これが好評でなくなるとまた頼まれる。単身者や忙しい人も冷凍のまますぐ焼けるので安心して食べられる。
自然界にはきちんとした法則がある。この法則を人間はないがしろにして自分の力で作り上げようとする。すべてはそろっているのに。
人間が加工しない本物を食べると心が満足する。いつも懐石料理を作っていて感じることである。
呼庵では18年前から懐石料理の講座があり、先生は神楽坂から来られる。ミシュランガイドに載っているくらいだから味は確かなのですが、本懐石の時は心が満足するのだが、点心懐石になると心までは満足しない。加工をすればするほどエネルギーが少なくなってしまうのだど思う。
心を満足させる料理は物への感謝の心が生まれる。
今回は豊後水道の刺身用のアジを風干しにしました。

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